ブログ|立川市ピアノ教室 セラ音楽教室(立川市上砂町)

Selah BLOG

2021.7.8 小中学生ピアノレッスン

たった一言で、子どもが変わった瞬間

Selah音楽教室の第5回目となる発表会が今月開催されます。

昨年は、苦渋の決断で中止としましたが

今年は、何としても子ども達にステージを経験させたい!という思いで

感染予防対策を充分に考えた上でのステージ開催となしました。

 

子ども達は、いよいよ仕上げ段階に入っていますが

みんな、自分自身に向き合って気付きを得たり

リハーサルで緊張のあまり涙ぐみながらも堪えてみたり・・

 

それぞれの成長を見守っています。

 

何度練習しても、どうしても弾けないお子さんがいました。

弾けない原因が色々考えられて、一つずつひも解いてみても

どうしても弾けるようにならない。

 

特に難しい曲ではないと思われるのだけど。。。

元々器用な方ではないお子さんではあるけれど、曲を変えた方が良いのか?

ギリギリまで迷いましたが、最後まで見守ることに。

 

リハーサル前最後のレッスンで、どうしても弾けない自分に自信を失いかけていて

これでは、発表会の目的とかけ離れ、本末転倒になってしまう。

どうしたら良いのだろう・・

 

レッスンの終わりに私が掛けた言葉は

「もしも失敗したとしても。・・・何も起こらない」と、落ち着いた声で話しました。

 

マスクをしていて分かりにくいにしても、明らかに顔色が変わった様子。

 

「失敗しても、死んでしまう訳でもないし(笑)

雷が落ちてくるわけでもないし。何も起こらないからね」

(子どもに分かり易いように付け足しました)

 

お母さんと相談して、自信をもって挑めるようにという観点から

翌日リハーサル前の補講をすることに。

 

翌日来ると。

なんと!!

今まで一度も弾けなかったところが、弾けるようになっているではありませんか!!!

 

もう、驚きましたよ!!

 

これはいける!(自信を持てるという意味で)

 

「これで、成功イメージを持てるようになったでしょう?

あのね、これまで、頑張って練習してきた時間と努力があるよね?

それが、自信を作るの。自分がやってきたという、事実があるでしょう?

だから、やってきた自分に自信を持ってごらん」と伝えました。

 

そして、翌日のリハーサルでは。

全く間違えずに弾くことが出来ました!!!!

 

子どもの可能性は、大人が決めてはいけない。

そして私は、いつも結果よりも、プロセスを褒めて見守っていきたい。。

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