「きたない音を出して弾く子が、一人もいないなと感じました」
これは、今月からSelah音楽教室の講師となった
江口先生が、レッスン見学に入った後の感想です。
初日は、6名の生徒さんのレッスンでしたが
学年はもちろん、生徒さん達のタイプも理解度もそれぞれ違うので
伝えること、話す言葉選びも当然みな違います。
それでも一貫して伝えていることは、「音楽」です。
当たり前じゃない?そう思った方もいらっしゃると思いますが
「音」と「音楽」は違います。
音を鳴らすことは、赤ちゃんをピアノの前に座らせれば
バンバンと鳴らすことだってできますよね。
でも、それは音楽ではない。
導入期から、例えば音の上がり下がりを丁寧に感じさせて
この音は、どこに向かっているのかな?を感じて一緒に考えて
音の動きに合わせて、体を使って一緒に動いてみたり
こんな経験全てが、音楽を感じて「こう弾きたい」と自分から思えて
実際の演奏につながるようになります。
いつも発表会でお願いしている写真者さんにも、以前
「先生の生徒さんは、皆さん音楽的なレベルが高いですね」
と、お褒めの言葉をかけていただいたことがあります。
(コンクール演奏のようレベルという意味ではありません!)
音のこと分かっていない演奏は、自分で音楽が聞こえてこないから
実は、自分で何を弾いているか分からないんです!
「楽しいな♪」と思えるのは、自分で音楽が聞こえてくるから。
「こう弾きたい」という思いがあるから。
これ、とても大切なポイントです✨