Selah音楽教室、代表の原嶋です。
大雪が降ったと思えば、4月並みの陽気になったりと
不安定な天候が続いていましたね。
さて、最近のと言いますか今時のお子さんを見ていると
「口は立つけれど、自分で判断して行動できない」
と感じることがあります。
与えられ過ぎていて、自分の手や体を使って考える機会が減った
ということも、原因ではないかと思いますが、
そもそも『聴く』ことが苦手な子が多いのではないかと思います。
教室の生徒さん達は、まず話をちゃんと『聴ける』子が多いですが
これは、年齢に応じた対話や質問を通して
考えて答えられるように促している訳ですが
保護者の方も、口を出さずに見守って下さっているからだと思います。
また、ピアノという習い事は、自分の音をよく聴いて
一つ一つの音から音楽を作り上げていくものなので
聴く耳が育つ、ということも大きいと思います。
私の話すことを、よく聴いているお子さん
そして、自分の音を聴こうとしているお子さんは、やはり上達が違います。
就学前にピアノを習い始めたお子さんが
学校の勉強に困らない、というお話はよく耳にしますが
『聴く』ことが『学び』『上達』の第一歩ですので
お勉強に結びつくのも、納得ですね。
『聴ける』ことが、学びと思考、
思考による行動に直結しているということになります。
聴くことが初めは苦手は子ども達には
『なぜ、口は1つで耳は2つあると思う?と話して、
聴くことの意識を持てるようにしていきます。
とは言え、大人でも話を最後まで聞けない人
人が話している途中で、自分の話にしてしまう人などいますので・・
子どもにとったら難しいことなのかもしれません。
けれど、私たち大人がまずは耳を傾けて
『聴く』『待つ』姿勢を見せ続けていると、子どもが変わる。
そんなことを目の当たりにすることが続いているので
今回は、聴くことの大切さについて触れてみました。