Selah音楽教室、代表の原嶋です。
昨日は、所属している指導者研究会で毎月実施している
定例勉強会の日でした。
今回のテーマは『タブレット・音楽アプリ活用法』について。
多くのピアノの先生方が、音符を覚えるためのアプリや
ドラクエのようなゲームで、音符の問題など正解すると
どんどんステージをクリアできるようになっているものや
正解すれば、音が出て楽しめるものなどなど
沢山のものを紹介してくださいました。
そこで質問したり、意見交換をする時間があるのですが
私一人だけ、ちょっと違う観点でお話をさせて頂きました。
「うちの教室では、なぜアプリを導入しないか」について。
私は日頃から「子供がスマホやタブレットを使い続ける脳への影響」を
考えているので、教室では子ども向けに使用をしていません。
指導者としては、カメラアプリや音声録音は必須なので
使用して、生徒さんに送るのは日常的なことですが
レッスンの教材としては、取り入れていません。
もちろん、導入すれば子供達のウケは良いでしょうし夢中になるのは目に見えています。
けれど、なぜ音符を覚えるのもアプリではなく、
わざわざアナログに、カードを使ったり書かせたりするのか?
それは、反応ではなく考えさせるためです。
その方が、効率が悪いことは分かっていても、です。
今時、学校でもタブレットを使っているではないですか?
というお声が聞こえてきそうですが、
はい、だから尚更教室では使いません。
私はWindowsとMacのPC2台並べて、iPadもiPhoneも使って仕事をしていますが笑
ここでは、子ども達が自分の手を動かし頭で考えて
そして音楽も、自分の手で一つ一つの音を作り出していきます。
何もかもがデジタルなこんな時代だからこそ、
一つくらい、アナログな場所があっても良いわけで
手先を動かし、耳でよく聴いて、声を発して歌い
対話を通して心が成長し、人から学ぶことを覚え
感性や思考を育てる土台作りをする場が必要だと、
強く思った、自分の学びの時間でした。